悪臭や特定の場所にしつこく発生する臭いを消すためには、規模の大きい脱臭装置が必要になってきます。工場やその他の特定企業などで広く活用されている脱臭装置は、ひとつの装置で様々な悪臭にすべて対応しているものはなく、それぞれの臭いを消すことに特化した数種類の機器に分類されています。まず脱臭装置の方式は大きく分けて3つに区切られており、臭気物質を取り除くことで臭いを除去もしくは弱める方法と、臭気物質を分解することで無臭あるいは無臭に近い物質に変化させる方式、そして他の物質を使用して臭気物質を覆い隠す方式に分類されます。どの方式も効果が期待できますが、それぞれ特化しているメリットが異なっているということを理解している必要があるでしょう。

脱臭装置の3つの方式の代表的なものとして、燃焼法があります。これは臭気物質を高温で燃焼させることで酸化分解する方法で、他の燃焼設備がある際には併設することが可能であることがメリットです。もうひとつが換気・希釈方法で、大量の無臭空気に希釈して換気口や煙突などから臭気を排出する方法となっています。この方式は自然の空気を利用するためランニングコストを低く抑えられると同時に、設備費用そのものが安価であることが特徴です。

最後の方法は消臭・脱臭方式で、衣服脱臭など一般家庭でもよく用いられる方法でしょう。消臭・脱臭剤を特定空間や部分に噴射し、感覚的に臭気をやわらげられ、最も安価な経費で済むことがメリットです。