家庭用脱臭装置と空気清浄機は、屋内の空気を綺麗にするという点では似ています。しかし、脱臭装置は臭いを除去するのに重きを置いているのに対して、空気清浄機は浄化に重点を置いています。空気清浄機の中にも脱臭が可能なものがありますが、あくまでメインの機能は清浄な空気にすることです。家庭用脱臭装置にも空気清浄機にも、内部にはフィルターをはじめとした様々な機構が搭載されています。

家庭用脱臭装置の場合だと、内部でオゾンを発生させて、臭いの原因となる分子と化学反応を起こさせて分解する機構や、金属酸化触媒フィルターを通して酸化物を生成し、悪臭のもとになっている物質を分解して無臭成分に変える機構が代表的です。どの機構も、分子レベルで悪臭のもとになる物質をにおいを発生させない物質に変えて放出する点では共通しています。高価な製品の多くは複数の機構が用いられていて、たくさんの種類のにおいに対応できます。一方、空気清浄機は屋内の空気中に漂っているホコリや塵、花粉、微粒子を吸い込み、内部に搭載されているフィルターでろ過して外に放出するのが基本的な仕組みです。

脱臭機能つきの製品は、内部に脱臭フィルターがありますが、家庭用脱臭装置のように強力な仕組みにはなっていない場合が多いです。完全ににおいを取り除くためには、窓を開けたり、換気扇やサーキュレーターを使用して、悪臭のもとになっている成分を外に出す工夫も必要になります。